- \MAILSLOT\BROWSE により、Get Backup List Request を送信。
- \MAILSLOT\BROWSE により、Get Backup List Response を受信。
- そこに対して Session Setup と Tree Connect (\\SERVER\IPC$) を送信。
- NetServerEnum2 Request を送信。
- NetServerEnum2 Response を受信。ここに Server の一覧が格納されています。
ところが最近の壊れた Windows 10 Creators Update では、NetServerEnum2 Response の内容が Status: Unknown (2184) になって戻って来ます。
これが『サービスが開始していません。』に変換されて、あたかも NET VIEW が失敗しているような印象を与えています…
問題点 2:
両方 SMB 2.0 対応だと何故か NetServerEnum2 Request を送信しない…
修正方法がわかりました。SMB 1.0 を有効にします。
Note: マスターブラウザーに server list を尋ねているのではなくて、バックアップブラウザーの 1 つに server list を尋ねている点が興味深い…
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対策案 1: 「ネットワーク探索」を有効にします。姿が見えない方の Windows で操作。今後主流になるであろう WSD で発見できるようにします。
対策案 2: 壊れた Windows 10 にバックアップブラウザーをさせまい。
- MaintainServerList → No
- Computer Browser サービスを再起動 or サービスを停止→無効化
Note: MasterBrowserResetRequest を送信して、問題の Windows にマスターブラウザーを強制的に放棄させることはできます。しかし、同じ Windows がマスターブラウザーになってしまうので、意味がありませんでした。
Note: マスターブラウザーを調べる方法
nbtscan を使うと割と確実に調査できます。
例:
nbtscan-1.0.35.exe -f 192.168.2.0/24
192.168.2.999 WORKGROUP\DD7 SHARING DD7 <20> UNIQUE File Server Service DD7 <00> UNIQUE Workstation Service WORKGROUP <00> GROUP Domain Name WORKGROUP <1e> GROUP Browser Service Elections WORKGROUP <1d> UNIQUE Master Browser ..__MSBROWSE__.<01> GROUP Master Browser
このようなものをリスト出力してきます。ワークグループ名と Master Browser のペアが把握できるので便利です。
かの browstat.exe は XP/2003 Server でしか動作しないという曰く付きですが、nbtscan は OS に関係なく動作します。